エレコムのリン酸鉄モバイルバッテリーを使ってみたら安心感がすごかった件

スマホのバッテリー残量が10%を切ったとき、胸がザワついた経験はないでしょうか

通勤電車の中や外出先で充電切れの不安に襲われると、落ち着かなくなってしまうものです

スマホ充電の不安に怯える日々

かく言う私も、常にモバイルバッテリーを持ち歩かないと不安でいられない人間です

仕事の移動中にスマホの充電が赤表示になればソワソワ、「お願いだからあと30分もってくれ…」と心の中で祈る日々でした

そのため容量たっぷりのAnker製20000mAhバッテリーを愛用し、何とか電池切れの恐怖と戦ってきたのです

しかし大容量バッテリーにも別の不安がありました

発熱や劣化です。長く使えば劣化して実容量が減り、「最近充電減るの早くない?」と感じたり、夏場にバッグの中でバッテリーが熱をもつと「大丈夫かな…」とヒヤリとしたりすることもありました

安全性と長寿命に惹かれて

そんな折に耳にしたのが「リン酸鉄リチウムイオン電池」なる新技術です

聞きなれない名前に最初は半信半疑でしたが、調べてみるとこの電池安全性と寿命の長さで評判とのこと。なんでも電気自動車にも使われるくらい安全性が高く、従来のリチウムイオン電池に比べ発火の危険性が低いらしいのです 。正直この一文だけで心を掴まれました

さらに嬉しいのは寿命の長さです。充電サイクル1000回以上に耐える長寿命で、これは一般的なモバイルバッテリーの約2倍も長持ちする計算になります 。繰り返し充電しても劣化しにくい=ずっと使える、というのは魅力的です

スマホやガジェットのヘビーユーザーとして、安全に長く付き合えるバッテリーがあるならぜひ試してみたい。そう思うようになりました

エレコム製12000mAhを選んだ理由

とはいえ市場には多種多様なモバイルバッテリーがあります。リン酸鉄リチウム搭載の製品はまだ数が少なく、私が探した時点ではエレコムの「DE-C39-12000」シリーズくらいでした。容量12000mAhでUSB Power Delivery対応(最大20W出力)とスペックも十分。私の用途(スマホやタブレット充電)にはぴったりです

決め手になったのはやはり安全性と寿命というベネフィットです。過去にAnkerなど信頼できるメーカー品を使っていて不満はありませんでしたが、「発火しにくい」「劣化しにくい」という安心材料は何物にも代え難いと感じました。エレコムはPC周辺機器でおなじみの国内メーカーですし、その点も安心感がありました

価格は容量なりですが、長く使えることを考えればコスパは悪くないはず。大容量のAnker製品も手元に残しつつ、新たな安心の相棒としてこのエレコム製リン酸鉄バッテリーを迎え入れることにしたのです

初めてのリン酸鉄バッテリー、使い心地は?

エレコムのリン酸鉄モバイルバッテリー(12000mAh, PD20W)。見た目はごく普通のモバイルバッテリーだが、中身の安心感が違う

実際に手にしてまず驚いたのは「普通さ」でした。いい意味で拍子抜けするくらい、見た目も使い勝手も従来のモバイルバッテリーと変わりません。黒い長方形の本体にUSB-CポートとUSB-Aポートが一つずつ、残量インジケーター用のLEDがポツポツとあるオーソドックスなデザインです。質量は約310gと公称されており、手持ちの20000mAhモデル(約340g)より軽くコンパクトなので持ち運びも苦になりません

肝心の充電性能も期待どおりでした。USB-Cから最大20W出力に対応しており、スマホなら急速充電が可能です 。実際、残り20%のiPhoneを本製品につないで電車で30分移動したところ、着く頃には80%近くまで回復していて頼もしかったです。iPadも試してみましたが問題なく充電できました(さすがにノートPCには20Wでは非力なので試していません)

また、USB-CとAの2ポート搭載なので2台同時充電もできます。友人のAndroidスマホと自分のiPhoneを同時に繋いでみましたが、両方にちゃんと電力供給できました(さすがにパワー配分の関係で充電速度は落ちますが非常時にはありがたい機能です)

地味に便利なのが「まとめて充電」(パススルー充電)機能です。本体をコンセントに繋いだままスマホなど他の機器も同時に充電できる機能で、出先のホテルで試してみたところ、一晩でモバイルバッテリー本体とスマホ両方が満充電になっていました 。就寝前にケーブルをセットするだけで朝には全部チャージ完了という手軽さに感動です

そして個人的に「おおっ」と思ったのは低電流モードの存在。Bluetoothイヤホンなど少電力の機器も適切に充電できるモードが搭載されています 。実際には通常モードのままでも支障なく充電できましたが、「イヤホンもおまかせでOKですよ」と言われているようで安心できます。普段使いの範囲で従来品との違和感は一切なし、むしろ細かな使い勝手は上々で、新技術だからといって戸惑うことはまったくありませんでした

長く安心して使えるってこういうこと

使い始めてしばらく経ちますが、このバッテリーを持っていると精神的な余裕が違います

以前はモバイルバッテリーをカバンに入れて持ち歩くとき、「高温で劣化しないかな」「もしもの事故は大丈夫かな」と頭の片隅にモヤモヤがありました。ですがエレコムのリン酸鉄バッテリーに替えてから、そのモヤモヤがぐっと小さくなった気がします。メーカーが公言するように発火の危険性が低く、長く安心して使える電池だと思うだけで 、なんだかホッとするのです

実際、充電中の発熱も控えめで安定しています。以前はスマホをモバイルバッテリー経由で充電しながら動画を見るとき、「バッテリー本体が熱くなりすぎてないかな?」と時折触って確かめたりしていました。しかし今ではそうした不安が減り、リラックスタイムに集中できています。まさに「安心を持ち歩いている」感覚です

さらに、この製品は長寿命なので買い替え頻度が減る安心感もあります。従来品なら数年で劣化して容量が目減りしがちですが、これは約2倍長持ちするとのこと 。単純計算で今まで2年で買い替えていたところを4年以上使えるイメージです。お気に入りのモバイルバッテリーをずっと使い続けられるのは経済的にも嬉しいですし、何より愛着が湧きます。ガジェットにも寿命があり使い捨てが当たり前と思っていましたが、「長く付き合える相棒」ができたことで日々の充電が少し楽しみになりました

おわりに:安心を持ち歩く価値

こうして振り返ってみると、エレコムのリン酸鉄モバイルバッテリーを選んだことで得られた最大のメリットはスペック以上の安心感でした。20W出力や容量12000mAhといった数字以上に、「安全な電池だから大丈夫」「この先も長く使えそうだ」という信頼が心にゆとりを与えてくれます

もちろん魔法のような劇的変化があるわけではありません。スマホの充電残量が常に100%になるわけでも、人生の悩みが消えるわけでもないですからね。でも、小さな不安がひとつ減るだけで日常は確実に快適になります。通勤中も出張先でも、バッテリーの心配をしなくて済むのは本当に楽です

安全性や長寿命といった地味だけれど大切な価値は、一度味わうと手放せません。「モバイルバッテリーなんてどれも同じ」と思っていた私ですが、この製品を使ってみて認識が変わりました。もしあなたも私と同じように日頃からバッテリー切れの不安を感じていたり、どうせ買うなら安心して長く使えるものが欲しいと思っているなら、このバッテリーはきっと買う価値があると思います。実際使ってみて、私は「これはアリだな」としみじみ感じています

毎日の生活を陰ながら支えてくれる安心感──それを手に入れることこそ、このモバイルバッテリーを選ぶ大きな価値ではないでしょうか

参考文献・情報ソース: エレコム公式製品情報 ・レビューサイト より商品の特長を引用しました。安全性や寿命に関する記述はメーカー公表スペックに基づきます 。実際の使用感は筆者個人の体験によるものです。

エレコム ELECOM モバイルバッテリー ホワイト [12000mAh /PD対応 /リン酸鉄リチウムイオン電池] DE-C39-12000WH

価格:4610円
(2025/4/15 20:03時点)
感想(5件)

コメント

タイトルとURLをコピーしました